当事者学の発信
要旨
患者が自らの視点から医療の変革を目指す患者学は、経験の共有・言語化を武器に、膨大なデータと経験を誇る専門知に対抗、発言に耳を傾けるよう訴えてきた。これに代表される,当事者学の革新性はフェミニズムに繋がる、従来社会的弱者が奪われてきた自己定義権を主張する点だ。又これは客観性・中立性の元に胡坐をかく専門家に対する、自己定義・決定権を自ら持つということの宣言だ。当事者学は、種々の問題に対しどの立場に立つのかという問いをわれわれにつきつけ、考えさせる。不作為の罪の様に、あなたが何もしないことは、逆の立場に立つことでもある故、当事者でないものは存在しないからだ。

考え
不作為の罪というのをはじめて知り、どきり。
意味はすごくよくわかり、同意するが、何をしろといいたいのか。
一般人(弱者ではない、このままでは不作為の罪人になる身?)として何をすべきなのか。また、将来、福祉援助の専門家を志すものとしては、どう考えるべきなのだろう。
どう支援していきたいのか、自分の気持ちがわからずに歯がゆい。
とりあえずは何が当事者にとって幸せなのかという定義、どういう方法で幸せになるのかという決定権を忘れないようにしたい。

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