一人の人間の中に、両性が存在するような人が、
わたしはスキだ。というより、同じ匂いを感じて、惹かれる。
この世界は男と女が存在するんじゃなくて、
悪とか善とか、そういういろんな要素の中に、
男らしさっていうものや、女らしさってものが"ただある"だけなのでないかしらん。
人間と人間として、惹かれ合い関係をつくっていくときには、
女も男もあまり関係がないような気がする。

男友だちには恋人とかのことについて異性としての見地から
相談にのってもらえたり、のってあげたりできるのは、
非常に助かるし、おもしろいけど。

私にとっては恋人はいちばんいやしてあげたい人。
一緒にがんばっていったり、つらいときには頼りあう同士でもある。
深い共感とか、励ましをもとめるし、
わたしも相手の力になりたいと思う。

女友達はとっても一緒にいて愉快で楽しい。
またそれぞれ愛おしい存在。
それに彼女たちといることで、自分のことも客観しできる気がする。

男友だちもだいたいそれとおんなじだ。
でも男の流儀なのかなんなのか、
あんまりべたっとくっつき合ったり共感してあげたりしちゃわないとこがすき。
お互い、心の中ではものすごく近いんだけど、
議論し合うときとかは、きちんと相手のことを一度突き放して見てる感じがする。
女の子の集団は自分たちに限りなく甘いから、
彼らとのつきあいは背筋が伸びるいい緊張感があるし、議論は身があって成長しあえる感じがする。

わたしは女だし、男のひとをすきになるけど、
性格的な面では、男らしさのほうがもしかしたら勝るかもしれないとおもう。
でも恋すると、乙女モード全開だ。
ああ人間って不可思議。